グローバル化の進展によって、いまやどこにいても、世界を意識しなければならない時代となりました。そのような中、世界とつながりながら、地域でよりよく暮らすためには何が必要なのか。その問いに真摯に向き合い、行動できる人間を育てるべく、私たちは2016年に、国際地域学部を新設しました。
福井は、決してまだ世界に広く知られた地域とは言えません。しかしそれは、大きな可能性を秘めた新しいフロンティアであることを意味します。
この福井だからこそできる、新しい学び方を通して、地域と世界の双方の視点を持つ人間を、地域にも、世界にも、送り出したい。それが私たちの願いです。
「地域」と「国際」の両視点という時に私たちが重視するのは3点です。まずは、異文化を理解しようとする意志と力。次に、社会の様々な局面で生じる課題を知り、考え、行動する力。そして、課題を分析し、深く理解するための理系的素養です。これらの能力を培えるよう、私たちは全力でバックアップします。
地域の企業や自治体と連携し、実際に社会にある課題の解決に取り組む、実践的な科目群です。変動する社会の中で、自ら考え、行動し、自分なりの答えを導き出す力を身につけることを目指します。
異文化を理解するためには、積極的に自らを開いていくこと、そして、自分とは異なる他者を理解して互いが共存していくという意識を身につけることが重要です。そのための最高の場となる留学や国際交流の機会を、私たちは豊富に準備しています。
福井大学は、就職支援体制が充実しています。福井大学の就職率は、複数学部を有する卒業生1,000人以上の国立大学において15年連続1位(※)。本学部も、キャリアセンターとの連携を緊密にしてきめ細かく進路選択をサポートし、各種自治体、グローバル企業、マスコミ、観光業など、多岐の分野に卒業生を送り出しています。
※ 大学通信調査の「全国大学就職率ランキング」より