国際交流・留学

International

ドイツ ハンブルク大学での交換留学を通して

交換留学

国際地域学部3年(留学開始時) 大野愛美

 私がドイツを選んだのは、2年次に参加したドイツ・ハンブルク大学のサマースクールがきっかけです。初めて1人で飛行機に乗り、ネイティブ教員による授業を受けた1か月間はとても刺激的でした。現地で知り合った友人と互いの国の文化や言語を教え合ううちにもっと深く学びたいと思うようになり、その友人に「必ずもう一度ハンブルクに来る」と約束をし、その約1年後ハンブルク大学での交換留学をスタートしました。

 留学当初、学期始めの試験結果により授業を3つしかとることができなかったため時間が有り余っている状況でした。そこで、大学の日本語学科の授業にサポーターとして参加したときに知り合ったドイツ人学生とタンデムをすることにしました。タンデムとは、例えば日本語を学びたいドイツ人学生とドイツ語を学びたい日本人学生が1対1でペアとなり、互いの言語を教え合うシステムのことです。私は1回2時間のタンデムを1週間で7人の現地学生としていました。勉強だけをするのではなく、カフェに行ってご飯を食べたり一緒にお菓子を作ったりとやり方は人さまざまです。

 私は1年間の予定で留学しましたが、新型コロナウイルスの影響により半年間で帰国しました。途中で終了してしまったことは残念ですが、サマースクール時に出会ったドイツ人の友人、チューター、タンデムパートナー、同時期に留学していた日本人学生、多国籍なフラットメイトなど自分と異なる文化背景を持つたくさんの人と関ることができました。様々な価値観を知り、かけがえのない友人関係を築けたことが私にとっての1番の成果です。留学にはこうであるべきというルールはないと思います。自分がチャンスかなと思うこと、やってみたいことを挑戦できる絶好の機会が留学だと思います。

│ 2021年9月7日 │