文理融合型教育
工学部などとの連携により理系的素養を培う文理融合型教育
本学部における「文理融合型教育」は、現代の地域社会が抱える複合的かつ具体的な問題に対し、その解決に向け、自然科学系の基礎的な知識や方法の助けを借りて、複合的なアプローチを図ることをねらいとしています。
- 共通教育では、数学や自然科学、科学技術に関する科目を相対的に多く履修することで、これらの分野の基礎知識が、地域や企業の課題解決の前提となることを理解します。
- 課題を探究する際のデータの分析や取扱いに関する科学的な手法や技術的な基礎を<リサーチ・リテラシー>分野,及び<データサイエンス>分野として開講します。
- 工学部など他学部との連携により、地域の複合的な諸課題や、課題探求プロジェクト、専門科目等と関連性をもつ自然科学系の専門科目を<総合科学>分野として開講します。
以上のように、「総合科学科目」は、<リサーチ・リテラシー>,<データサイエンス>,<総合科学>の3分野で構成されています。
リサーチ・リテラシー
社会調査の方法、特に質的な調査の方法やデータの集計・分析法について技術的な基礎を習得します。
データサイエンス
実社会で得られる膨大なデータを利活用するための統計分析手法や、コンピュータスキル、AIやデータベースの利用法等について学ぶことで、ITに基づいて構築される社会システムを理解し運用するための技術的な基礎を習得します。
総合科学
生活環境、科学技術、身近な社会・経済活動に関わるテーマを中心に学び、科学的知見の地域づくりへの応用について、その理解を深めます。
開講される総合科目の例(とくに理系科目)
リサーチ・リテラシー: | 地域データ分析、社会調査論、質的調査法 |
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データサイエンス: | 統計入門、情報技術基礎、量的データ分析、プログラミングとアルゴリズム、データベース、AI・データサイエンス論、データサイエンスのための数学、データサイエンス応用論 |
総合科学: | 地域計画論、知的財産の基礎知識、地域環境論、資源エネルギー概論、ベンチャービジネス概論 |