先輩の声

Voice

地域貢献の学びと実践は
公務員として働く今に活きている

藤野 江里佳

  • 福井県庁エネルギー環境部 勤務
  • 2021年3月卒業

「外国語教育が充実している」「企業や地域のことを深く学べる」――高校生の私が国際地域学部に抱いていたのは、そんなイメージでした。漠然と「卒業後は公務員になりたい」という考えもあったので、ここでの学びは「将来の役に立つかも」という期待もありました。いま振り返ると、この学部を選んだこと、特に「課題探求プロジェクト(PBL)」を通じ学んだことは、公務員としての職務に大いに役立つものだったと実感しています。

大学2~3年時に履修したPBLで、テーマにしたのは「福井中心市街地の活性化」でした。どうすれば地域に人を街中に呼び込み、賑わいを創出することができるか。3名の仲間と一緒に活性化策を考え、駅前の複合ビルや百貨店を活用したイベントを企画しました。印象に残っているのは、企業人・社会人の人たちと一緒にプロジェクトに取り組めたこと。大学生にとってはなかなか経験できない貴重な体験となりました。

入庁後は「産学官連携」をテーマに福井大学をはじめとする色々な大学と関る仕事をしてきたのですが、この学部ほど企業や社会と密接に関わりを持っているところはないと実感しました。さまざまな人と関わり、意見を出し合い、合意し、効果的な施策を考え実行する――それが公務員の仕事ですが、その基礎となる知識やスキル、経験を、この学部で学ぶことができたように思います。