高校時代から英語が好きで、夢は通訳になること。「英語教育に力を入れている」とのことで、この学部に入学しました。けれど入学後、通訳への夢は少しずつ変わっていきました。今だから言えることですが、外国語の発音が上手にできることよりも、「何を伝えるのか」こそが大事。「伝えるものを持っている自分」を磨くことを大学時代でやっていこうと思ったのです。
「課題探求プロジェクト」ではグローバル企業が海外で成功するための要因を、3年にわたって研究することになりました。研究協力をお願いしたのが、福井のグローバル企業であるフクビ化学。そう、私がいま勤めている会社です（笑）
資料提供や社員ヒアリングなど、企業の協力で基礎調査と分析を行うことができました。活動2年目には実際にベトナムの現地法人への訪問が叶い、訪問依頼から調査、提言書のまとめまで、あらゆることが実践的に学べました。
いま多くの大学が一つの分野に特化した「スペシャリスト」の育成に傾斜していく中、バランスが取れた幅広い視野を持つ「ゼネラリスト」の養成を目指しているのが、この学部の最大の魅力、これからの時代に必要なスキルだと思っています。
